旅文2022

超ネバネバの自然薯ツー

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郡上を目指す国道156号。道の駅で休憩しましたが、ここの明宝フランクはジャンボでした。と言うか、全ての品がデカ盛り系。

朝の最低気温は、名古屋でも3℃。寒さが恐ろしいので、9時半に自宅を出発。タイヤの空気圧を調整して一旦自宅に戻り、着替えて出かけようとしたら、さっきまで隣りに停まっていたはずのsamさんのW800が出撃していました。先を越された!!

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本日のお目当ては、冬恒例の自然薯蕎麦。先代のご主人のことを思い出しながら、おいしくいただきます。

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帰りは堀越峠から金山方面へと抜けます。陽射しがあればなんとか凍えずに走れましたが、なにしろ日陰は激寒でした。

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冬の200Kmは、生まれて初めて59歳となった身体に堪えます。でも、冬の夕暮れはとても美しいのです。

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初冬の湯治旅

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疲れがたまって抜けない今日この頃。温泉に浸かることだけを愉しみにして、ゴミのような連中と乗り込む満員電車を(もうあと少しのガマンだ…)とばかりに耐えています。

そんなこんなで休日。宿に向かう前に松本に寄り、大信州を手に入れたら、お次は前回見つけた燻製屋さんにて買い出し。ちなみに、美味しかったのでもう一本と思って狙っていた、前回購入の『秋の純吟』はすでに売り切れでした。残念。

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宿に着いたらさっそく大信州を開けます。勧められた槽場詰めの純米大吟醸も燻製チーズも美味しくて、とっとと酔っぱらって風呂に向かいます。この組み合わせ、ついつい呑みすぎます。

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お気に入りの温泉。ぬるくて柔らかくて、かけ流しのいいお湯です。

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帰ってから写真で振り返れば映えないことに驚く地味な料理なのですが、食べているときは、毎回そのシンプルな美味しさに驚きます。名料理長の今回の推しはきのこでした。

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夕食後にもうひとっ風呂浴びたら、再び燻製祭り。大信州がグイグイと。私の致死量を超えてしまいましたが、酔っぱらってもあとは寝るだけだと思えば安心です。

朝食の前後にも、風呂に何度もいそいそと。おかげさまで生き返りました。

帰り道。再び松本に立ち寄り。『トップガン マーヴェリック』映画館での21回目、観てから帰りました。ほぼ毎晩、自宅でBlu-rayを再生していますが、やっぱ、映画館の音響はイイっ!!!!!!!!

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馬籠の秋 其の弐

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中山道・馬籠峠で眺める紅葉。数年前に八幡平で圧巻の紅葉を見てしまってからというもの、フツーの紅葉では感動できなくなってしまいました。愛知県の人間は「香嵐渓の紅葉が最高峰」なので、特にギャップがあり過ぎます。

でもまあ~、紅葉とは老廃物を排出するために葉を落とす営みですからね。つまり排泄物、ウンコです。髪飾りにしてSNSにアップして微笑んでいる人は、ウンコを頭に載せて喜んでいる人なわけで、色鮮やかなフカフカの落ち葉の上で寝ころんでいる人は、フカフカのウンコの上で横になって…。

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馬籠の秋 其の壱

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馬籠宿。静けさを期待して向かいましたが、「第8波がキタァーーーーー!!」と、コロナでずいぶん儲けたであろう自称『専門家』たちがテレビで一生懸命コメントしても、世間はもうそんな『専門家』には興味を失っているらしく、平日にもかかわらず、かなりの賑わいでした。なんの解決策も提示せずに3年騒いでいるだけなら、ホント、誰にでもできる『専門家』でしたね。オミさんとやらは「第8波の対策は、ワクチンとマスク!」と語ったとか。通勤電車の中でネットニュースを読んで、思わず吹き出しました。さすがは団塊の世代、「第15波の対策は、県を跨いでの手洗いと4名以上集まったうがい!」くらいブッ飛んだの、期待してます!!

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大昔から、馬籠宿で食べる五平餅はココと決めています。お店を切り盛りしているのはひとりでしたからかなり忙しそうで、入れ代わり立ち代わり訪れる団体客の年寄りたちは「少し時間がかかります!」にガマンができず店を出たり、あっさり「ムリです!」と断られたり。

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今ではガイドブックなどにも必ず出てくる人気のお店ですが、平日ならなんとか。「ざる蕎麦」だけだったメニューには「もり蕎麦」が。以前は、蕎麦の上にかけられた海苔をそっと取り除いてから食べていました。

人気の中山道だからか、円安効果か、外国人観光客が戻ってきました。みなさん、紅葉を眺めながら馬籠峠を越えて、妻籠宿との行き来を楽しんでいるようでした。

薄曇りの宿場。GRのイメージコントロールは、あっさりとした『スタンダード』がハマリます。

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美濃ウォーク

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うだつの町並みが有名な美濃。ずいぶん昔に訪れた記憶はあるのですが、久しぶりにお散歩GRしてきました。週末のわりには飛騨高山のような混雑もなく、ブラブラするにはうってつけでした。

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長良川まで下りてから、再び山越えで町へと戻ります。

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国の登録有形文化財に指定された昭和初期の建物、『美濃和紙あかりアート館』。散歩中に偶然見つけ、なんとなく立ち寄って、せっかくだからとあまり期待はせずに2階の有料展示へ。この選択が大当たりでした。

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目の奥が痛く感じるLEDの光が世の中に溢れている今、柔らかい灯りは、まさに『癒し』。柔らかくて美しい和紙に心奪われました。

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ここ、なかなか濃厚な休日に過ごせますね。

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新蕎麦ツー(舞台峠~八百津)

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恵那を抜けて、舞台峠方面へと向かいます。とにかく寒い!!

加齢とともに近年の亜熱帯化で身体がついていかないのか、元来、暑さ寒さが大いに不得手なタチなのに春と秋の「ツーリングって愉しい」と体感できる爽やかな季節のタイミングがどんどん減っているせいなのか、もはやツーリングと言えば、酷暑か極寒の中を走っている辛い記憶ばかりになってきているような気がします。60歳で二輪は引退するつもりでいますが、なんとかWの10万キロ達成までは【モチベーションの定年延長】していければと思って、日ごろから体幹トレやウォーキングにいそしんでいるわけです。

新蕎麦を期待して、こうして寒い中を走るのですが、途中、『照久庵』さんの前を通過します。正しくは元『照久庵』の建物の前です。廃業されてしまったとわかっているのですが、もしかして…と諦めきれず、ついついスピードを緩めて店先を眺めてしまいます。どこかで移転再開されていないかとネット検索もしてみるのですが…。

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目的地に到着です。日頃、開店(10:30)と同時の一番乗りを目指すと食べられない(まだご飯が炊けていない)のが天丼とのセットなので、今回はやや遅めの到着で。珍しく週末に訪れたこともあって、実はこんなにも繁盛店だったとは気づいておりませんでした。待つこと10分ほどで店内に。中はストーブで暖かく、凍えた身体にはありがたやありがたや、でした。緑がかった新蕎麦を、やせ我慢して冷たいもり蕎麦で。

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山越えの帰り道、いつもの店に立ち寄って、いつもの福島の酒を購入。女将さんには「今日はバイク?気持ちいいでしょ」と言われましたが、「寒いッス!!」とだけ。一日の気温差が「暑い!」から「寒い!」の幅で10℃以上もあるなかを単車で走っていると、ボタンひとつで1℃単位の調整ができてしまうクルマとの差を、考えずにはいられない帰り道でした。

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羽二重餅とおろし蕎麦(越前大野)

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国道156号から白鳥ループをクルクルしつつ油坂峠を抜けて九頭竜湖へ。目指すは越前大野のおろし蕎麦なのですが、あの恐竜がいる道の駅で休憩していたら、シブい列車が到着しているではないですか!!ここには何度も訪れていますが、列車を見たのはたぶん初めてです。国道側にいると気づかないのか、たまたまレアなタイミングだったのか…。夏の東北旅同様、にわかの血が騒いで思わず駆け寄りました。この越美線、調べてみると、国鉄時代の計画は『越』越前(福井)~『美』美濃太田(岐阜)までを石徹白越えで繋ぐ壮大な路線だったようです。結局繋がらず、岐阜側は長良川鉄道として、そして福井側は、ここを越美北線最東端の無人終着駅としてJR西日本が運営中らしく。今日は珍しく長良川鉄道と二度も並走したし、なんだか最近、「気がつけば鉄道・振り向けば鉄道」なのですが、これは旅の神様から鉄道旅に誘われているのでしょうか…。

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本店がリニューアルされるということで、しばらくの間、ずっと陽明店のほうに通っていたのですが、ようやく新しくなった本店を訪れることができました。店構えも店内の雰囲気も、以前の面影はまったくありません。むしろ、オシャレ系高級蕎麦屋の佇まいに変わっておりました。

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おろし三昧(さんみ)蕎麦の味は変わらず、店内で切り盛りするおばちゃんたちの様子も変わらずで安心(店内がオシャレすぎておばちゃんたちが浮いているような気はする)しましたが、店舗入り口の通路もオシャレさんに振り過ぎているために薄暗くて狭く、並んでいる席待ち客が多いと置かれている順番待ち名簿に気づかないので、(この店は名前書かずに通路で順番待ちか…)と勘違いして列の最後尾に並んでしまうという恐ろしい失敗が起こります。ワタシは後ろの人のご厚意に救われましたが、以前の本店ではあり得なかった展開でした。ちなみに食べ終えて店の外に出てみたら、「置いてある名簿に名前を書いて待ってください」という張り紙が新たに追加されていました。

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越前大野から勝山へと向かい、以前、シュウに連れてきてもらった『はや川の羽二重くるみ』を久しぶりに。絶品です。

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暑くなってきたので革ジャンを脱ぎ、冷たいコーヒーとともに一個だけ。ホント、美味いわぁ~。今回も切れ端をいただいたので、これまたムシャムシャと。

 

さて、今回ちょっと驚いてしまった光景。

国道158号を大野市内に向けて走っていると、去年オープンした『荒島の郷』という道の駅があります。モンベルも入っていてなかなか賑わっている道の駅ですが、その『荒島の郷』前にある交差点が【環状交差点・ラウンドアバウト】です。この交差点が駐車場満車のせいで詰まってしまい、クルクル回るはずが環状内で停滞して動かず、道の駅に関係ないクルマまで通過できなくなっておりました。大野市内から九頭竜湖方面へと向かう東進は2キロ近い渋滞。さらに最後尾には次々と後続車が…。Wだったのですり抜けましたが、環状交差点は幅員が1.5車線しかなく、クルマはすり抜けも不可能で、道の駅から1台出てくると1台分進む、終わりなき人生ゲームのようです。道路上に突然マクドナルドのドライブスルーが現れた景色といったら想像できましょうか。こうなると信号で制御しない環状交差点はアウトでしかなく、果てしなく続く、理由も分からない渋滞に巻き込まれて並んでいるクルマやバイクの列がとてもシュールな、田園風景でした。

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秋の祭りの夜は更けて

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待ちに待った花火の時間。こんな街中で打ち上げる花火っていったい…と興味津々でしたから、女鳥羽川の橋の上で大勢の人たちとともに打ち上げが始まるのを、今か今かと待ちます。川沿いに立ち並んだ、色とりどりの屋台の灯りがきれいです。コロナ禍以降、久しぶりにこういう雰囲気を味わいました。この、ワクワクとしてなにやら妙にハイな気持ちは、今宵の祭りに参加していた人ならわかってもらえると思います。

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打ち上げる破裂音は迫力の重低音。でも、花火自体はかなりカワイイ感じでした。そりゃそうですよね。でも、こんな市街地の祭りで花火を打ち上げること自体が実はすごいことなのですから、大勢の人たちと一緒に観ることができてうれしく思いました。

翌日は、前日の屋台ざんまいで食べ損ねていた、蕎麦を食べることに。松本市街地から離れて、西に走ります。

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二種盛りとやさいの天ぷら。ありがたいことに、いつもと変わらず美味でした。この「変わらない」という素晴らしさを求めて、頻繁に松本を訪れているのですが、お気に入りの飲食店に期待する「変わらない」は、これが意外と難しい。通勤途中には、名古屋にいながら松本に関する情報サイトを眺める毎日です。

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そぞろ歩きの中町通り

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ふだんはあまり歩かない、信州松本の中町通り。快晴に誘われてブラブラと。

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松本城や四柱神社があって、街には女鳥羽川が流れ、いたるところにきれいな湧き水があるとっても静かできれいな街並み。昼も夜も、大人のチョイ呑みブラ散歩に相応しい街です。

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四柱神社 神道祭

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最強のパワースポットとも言われる四柱神社の神道祭。舞台と呼ばれる山車も曳き出され、なわて通りは既存のお店以外にもズラリと屋台が並びます(ちなみにここ『なわて通り』には縄手通りやナワテ通りをそれぞれに名乗るふたつの商業団体があります)。昼は市内で蕎麦を…と思ったのですが、四柱神社への参拝を済ませたら、屋台の熱気にヤラレて急きょ食べ歩きに変更です。

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実はそれほどでもないんですけど、実においしそうに見えるんですよねぇ~、鉄板にこれでもかと並べられてジュージューいってるお好み焼きとか。一度寄りたかった『マウントデザートアイランドアイスクリーム』の日本1号店にも行っときました。濃厚で美味しかったのでオススメです。

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ここは、かの有名なたい焼き店。間違えて違う店で食べてから気づき、行列に並んで買い求めたのですが、口コミあるあるで、ここよりもさっき間違えて食べた店のたい焼きのほうが美味いという…。どちらも屋台ではなく、元々『なわて通り』にある店です。まぁ~、人それぞれの好みですからね。長蛇の列が正しいとは限らないわけで。祭りは夜も続きます。秋の『大信州』を呑んでから再出撃です。

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