RICOH GRⅢx


国道156号から白鳥ループをクルクルしつつ油坂峠を抜けて九頭竜湖へ。目指すは越前大野のおろし蕎麦なのですが、あの恐竜がいる道の駅で休憩していたら、シブい列車が到着しているではないですか!!ここには何度も訪れていますが、列車を見たのはたぶん初めてです。国道側にいると気づかないのか、たまたまレアなタイミングだったのか…。夏の東北旅同様、にわかの血が騒いで思わず駆け寄りました。この越美線、調べてみると、国鉄時代の計画は『越』越前(福井)~『美』美濃太田(岐阜)までを石徹白越えで繋ぐ壮大な路線だったようです。結局繋がらず、岐阜側は長良川鉄道として、そして福井側は、ここを越美北線最東端の無人終着駅としてJR西日本が運営中らしく。今日は珍しく長良川鉄道と二度も並走したし、なんだか最近、「気がつけば鉄道・振り向けば鉄道」なのですが、これは旅の神様から鉄道旅に誘われているのでしょうか…。

本店がリニューアルされるということで、しばらくの間、ずっと陽明店のほうに通っていたのですが、ようやく新しくなった本店を訪れることができました。店構えも店内の雰囲気も、以前の面影はまったくありません。むしろ、オシャレ系高級蕎麦屋の佇まいに変わっておりました。


おろし三昧(さんみ)蕎麦の味は変わらず、店内で切り盛りするおばちゃんたちの様子も変わらずで安心(店内がオシャレすぎておばちゃんたちが浮いているような気はする)しましたが、店舗入り口の通路もオシャレさんに振り過ぎているために薄暗くて狭く、並んでいる席待ち客が多いと置かれている順番待ち名簿に気づかないので、(この店は名前書かずに通路で順番待ちか…)と勘違いして列の最後尾に並んでしまうという恐ろしい失敗が起こります。ワタシは後ろの人のご厚意に救われましたが、以前の本店ではあり得なかった展開でした。ちなみに食べ終えて店の外に出てみたら、「置いてある名簿に名前を書いて待ってください」という張り紙が新たに追加されていました。

越前大野から勝山へと向かい、以前、シュウに連れてきてもらった『はや川の羽二重くるみ』を久しぶりに。絶品です。

暑くなってきたので革ジャンを脱ぎ、冷たいコーヒーとともに一個だけ。ホント、美味いわぁ~。今回も切れ端をいただいたので、これまたムシャムシャと。
さて、今回ちょっと驚いてしまった光景。
国道158号を大野市内に向けて走っていると、去年オープンした『荒島の郷』という道の駅があります。モンベルも入っていてなかなか賑わっている道の駅ですが、その『荒島の郷』前にある交差点が【環状交差点・ラウンドアバウト】です。この交差点が駐車場満車のせいで詰まってしまい、クルクル回るはずが環状内で停滞して動かず、道の駅に関係ないクルマまで通過できなくなっておりました。大野市内から九頭竜湖方面へと向かう東進は2キロ近い渋滞。さらに最後尾には次々と後続車が…。Wだったのですり抜けましたが、環状交差点は幅員が1.5車線しかなく、クルマはすり抜けも不可能で、道の駅から1台出てくると1台分進む、終わりなき人生ゲームのようです。道路上に突然マクドナルドのドライブスルーが現れた景色といったら想像できましょうか。こうなると信号で制御しない環状交差点はアウトでしかなく、果てしなく続く、理由も分からない渋滞に巻き込まれて並んでいるクルマやバイクの列がとてもシュールな、田園風景でした。