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2025年4月

5月からはnoteで

使い勝手の不満&容量不足問題を解消するために、永らく使ってきたココログから引っ越してみます。

不都合なく利用できそうなら、今後はnoteで継続していくつもりです。

なお、@niftyがサービスの提供をやめないかぎりは【michi-to-sora】・keshiki】 ともにこのまま温存です。

 

2025年5月~

note michi-to-sora

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蕎麦と食後のコーヒーと

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岐阜県御嵩町の里山に、どちらもポツンと建っている蕎麦屋とカフェ。中山道ハムの流れで気になっていたので、本降りの雨の中行っときました。

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初めての訪問。週末ということもあってか、繁盛していました。でも店構えや内装の雰囲気は、ふた昔ほど前に流行った脱サラ蕎麦屋系のものです。(こういうとこって、近ごろではハズレも多いからなぁ~…)と待つことしばし、ようやく出てきたのはまったく印象に残らない、可もなく不可もなくの蕎麦と天ぷらでした。もしも小木曽製粉所の蕎麦が盛られて出てきたら、(おっ!?今日は前回よりもシャキッとした旨い蕎麦だゾ)と思ってしまいそうです。

 

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こちらは二度目。パン屋さんのような、喫茶店のような、せっかくログハウスを建てたからと、ご夫婦がそれぞれの趣味の延長で営んでいるようなお店なのかな。サイフォンで淹れたコーヒーが出てきたので、次回は抽出風景を見物したいと思っていました。マスターに「写真撮ってもいいですか?」とお願いして、カウンター席でガン見。あんなふうにポコポコって…う~ん面白いなぁ~。コーヒーの味はよくわからない人間ですが、ここのコーヒーはおいしいなと感じます。ついさっき食べたばかりの蕎麦と天ぷらのことなどすっかり忘れていました。

ここはまたいつか、ツーリング途中に寄ってみようと思います。近くには中山道ハムやマリオ爺さんのたこ焼き屋もあるし。あの蕎麦は…もういいかな。

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よくわかる日本の城

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ちょうど改訂版が出る直前のタイミングだったので、新しいモノに切り替わってから購入。日本城郭検定参考書とあるとおり、ホントに勉強に使うブ厚い参考書のようです。もちろん城郭検定を受けるつもりはないので、【第一章 古代の城】から始まる歴史編を読み飛ばしてもいいのですが、趣味のお勉強なので順を追ってきちんと学ぶことにしました。とは言え、あまりにも情報量が多すぎて持て余し気味。これも名城の石垣図鑑同様に小和田先生監修の本でした。

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錦城の担々麺

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最初は(そんなに辛くないな)と思っていても、食べ進めているうちにじんわりくる辛さ。(前回はいつ食べたっけ?)が思い出せないくらいのおひさでしたが、実はかなり好きなラーメンです。胡麻のおいしさがたまりません。

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八百津ツー

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出かける前にタイヤの空気圧を見ておこうとバイクカバーをめくったら、まぁ~見事に砂ぼこりまみれ(花粉&黄砂まみれ)。バケツとウエスを取ってきて、まずは拭き掃除から。風が強い日が続くとこれだからイヤになります。

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本日の気温は16℃。「春の陽気に誘われて」は、ツーリングの場合「春の陽気に騙されて」となりがちなので、ゴールデンウィークまではウインタージャケットと防風ジーンズのスタイルで。本日は八百津の山奥、見行山までふらっと。去年の春に、デッシーが「ツバメが巣を作っていた」と言っていた場所に行ってみましたが、残念ながらまだ早かったようです。デッシーに「いないよ」とメールしたら、「iPhoneの写真を確認したところ去年の6月でしたぁ~」と。麓ではすでに賑やかに飛んでいるのですが、ツバメにとってもここはまだ肌寒いのかな。

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福島桜もまだ。ツバメと桜のタイミングが難しいのですが、改めて出直します。

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気になっていた喜多方のささまさむねを入手。天味さんもインスタにアップしていたので、楽しみ倍増の一本です。

実は年末からずっと上喜元13入荷を狙っているのですが、「夏前くらいかなぁ~」とのことでしたのでこれまた出直しです。

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帰り道。美濃金山城に寄ってみました。クルマ&山城歩きスタイルで近々訪れようと思っていますが、せっかくなので、三浦先生絶賛の大堀切だけは見ておきました。駐車場まで上がると山の斜面には満開の桜が。なかなか眺めもいいので、大勢の花見客が楽しんでいました。

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誰もいない小さな川の土手に咲く桜並木が、実は一番きれいかもしれません。

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春泥 一火

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会津娘の純米吟醸酒『春泥 一火』。冬の会津若松でできたてホヤホヤの一本を購入し、待ちに待った春の訪れとともに開けました。

自然豊かで歴史の重要な拠点だった会津は、東日本大震災後10年以上経った今も原発事故の風評の中にいます。「会津春泥」は、泥から美しい蓮の花が咲くように、苦境にあっても必ず春は来るという想いが込められています。~あいず自然栽培農家の会~

あいず自然栽培農家の会のみなさんが無農薬無肥料の自然栽培で育てた酒米・五百万石を、『会津娘』高橋庄作酒造店が醸したお酒です。天味さんでこのお酒の存在を知って以来、会津若松を訪れたときにはなるべく手に入れるようにしています。渡辺宗太商店植木屋などの酒販売店には置かれていませんし、酒蔵に直接行っても買えません。鶴ヶ城のすぐ近くにあるサニーホームが、この春泥の販売店です。実は『会津娘』という銘柄自体にも思い入れがあるのですが、最初は『無為信』に、この『春泥』を知ってからはこればかりを好んで呑んでいます。どちらも大好きなおいしいお酒ですが、この素敵なネーミングに惚れたわけです。

幸せメーター ■■■■■■■■

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うまかっちゃん 濃厚新味

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福岡でヨッシーと呑んだ際にも「九州でインスタントラーメンと言ったら、そりぁもぉー『うまかっちゃん』ですよ!」なんて話を聞かされたわけですが、ここ愛知のスーパーではなかなか売っていないので、見かけたら即買いしています。

そんなある日、スーパーで見つけたのが『特製細カタ麺 濃厚新味』。これって地元九州の人にはウケるのかもしれませんが、私のような素人はノーマルのほうが食べやすいです。小さな調味オイルから大いに香り立つあのケモノ臭は、ちょっとムリ。「何言ってんの!?これこそがザ・豚骨ラーメンでしょ!!」って、どうか責めないでいただきたい。

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城めぐりのトレカ

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「フムフム、岡山47万石で…、備中松山城5万石となっ!!」

てな具合にいちおう参考にはなるものの、そもそも「これはいったいナニ??」

まず最初に受け取ったのが、備中松山城のチケット売り場。入場券とともに渡されたこのトレーディングカードに(城がロボット??)と理解できないまま、お次が岡山城。調べてみたら、あの一世を風靡したオールドSNSのミクシーが、現在はマイナーな城ロボットアニメ制作を手がけていて、そのアニメとのコラボで現在絶賛(?)配布中なのがこの城郭合体オシロボットカード…らしいです。

なんと4月1日からは広島城も配布を開始したということで、現在、全国16城がこのトレーディングカードに参加。まぁ~、確かにマンホールカードとか、ダムカードとか、巷ではいろんなトレカが流行ってますけどねぇ~。でも、マンホールやダムは合体しないし、変身もしませんよねぇ~。なんで城がロボットに変身しているのか、よくわからないまま配られてもねぇ~。たとえばこれが、なかなか見ることのできない、ドローンで上空から撮影した城の写真カード…とかだったらぜひ集めてみたいと思いますけど、推しとお城をかけてオシロボット??チビッコが喜ぶのかな?

個人的には全く興味なしの御城印も、城めぐりのお楽しみアイテムとしては定着しつつあるようですし、流行りますでしょうか、トレカも?

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鷹取醤油に寄ってみたら

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倉敷の『ほしや食堂』で撮ったガラス醤油さしの写真を頼りに、あのおいしい醤油の製造元がある備前市へ。調べてみると、岡山駅から国道2号を東に走れば辿り着くとわかり、せっかくなので立ち寄ってみることにしました。こじんまりとした工場のような店を想像して訪れてみたら、旧山陽道沿いに1905年から店を構える、風格ある佇まいの老舗醤油屋『鷹取醤油・燕来庵(えんらいあん)』なのでした。

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まさしくこの醤油さしだったのですが、試飲してみても「ズバリこれ!!」というものが見つかりません。昨夜のアレは、ほのかに甘味がくる、とてもおいしい醤油だったのです。お店の方にも相談して倉敷で撮った写真も見てもらい、商品の納品リストを調べてもらったりもしたのですが、「確かにウチの醤油ですね。でも、もしかしたら独自のブレンドをしているかも」ということで、最も味が近いと感じた醤油【ふしいち桐】と、ブレンド用のだしつゆ【本かえし】を購入してみることにしました。

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『燕来庵』の名のとおり、店内には無数のツバメの巣があり、まさに今、ツバメたちがはるばる旅をして帰ってきたところでした。頭上すれすれを飛び回るかわいい姿がツバメ好きにはたまらない、歴史のある醤油屋さんでした。店内ではしょうゆソフトも販売していますし、バウムクーヘンやポテトチップス、ドレッシングなども製造販売されている醤油屋さんでしたから、岡山観光のお土産スポット&立ち寄り先としてもオススメです。

さて、これにて岡山県の城めぐり旅は終了です。ツバメを見習って愛知県に帰りましょう。そうそう、ひとつ気になっていたことを調べてみました。それは「備中・備前と来たけど、備後はどこ?」という疑問。備後は広島県側のエリアなのですね。ちなみに漢字の読みは「びんご」でした。

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岡山城

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倉敷のホテルを出発し、ガソリン補給しつつ東へ走って訪れたのは岡山城備中松山城ほどの熱量は無いのですが、倉敷からも近いしせっかくだし、ここでスルーしたらたぶん死ぬまで行かないだろうと思い、立ち寄っとくことにしました。ちなみに、城めぐり熱量を下げてしまう原因は鉄筋コンクリート造りだから…ではなく、歴代城主のなかに宇喜多池田と名を連ねて、「戦国時代の有名な裏切り者と云えば…」のあの小早川秀秋がいるからです。

まずはその前に腹ごしらえを。【岡山 ご当地グルメ】で検索してみても「おぉ~!!コレ、聞いたことあるぞ」というモノがまったく出てこないのですが、かろうじて気になったのがデミかつ丼。デミグラスソースをかけたカツ丼ということでしょうか。どうせなら発祥の店で食べようと岡山市内の『野村』に行きましたが、開店時刻ジャストに到着してみると、店の前には誰もいません。(意外と知られていないんだな…)なんて思いながら呑気に店内に入ったら、実はもうすでに満席寸前、なんとか残りひとつのテーブルに座ることができました。注文したのは、それぞれが小さめの丼で提供される孫バージョンデミかつノーマル卵とじのコラボ。小鉢ではなくそれなりに大きめのどんぶりでしたが、それにしてもやや高額です。そして肝心のお味のほうは、ふぅ~~ん…??なのでした。大半が県外からの観光客だと思うのですが、高揚感あふれる「おいしいね!」なんて会話も聞こえてこないし、みな黙々と食べて店を出ていきます。静まり返った店内がちょっと不気味でした。まぁ~、ご当地モノ話のネタとして食べたと思えば…ですね。それでも食べ終えて表に出てみたら、店の前にはなかなかの行列が出来ていました。

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烏城(金烏城)

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その黒い外観から烏城(うじょう)、または金箔の装飾が黒色に映えるさまから、金烏城(きんうじょう)とも呼ばれる平城、岡山城。見た目は同じブラックシルエットの松本城よりも豪華で煌びやかですが、あちらは今も懸命に保守修繕されている国宝現存天守。コンクリート天守と比べてはなりませぬ。

さて。内堀目安橋で渡って本丸へと進んでいくと、いきなり正面には巨大な石垣が。おかげでテンションが上がります。


石垣群

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不明門(あかずのもん)石垣の下敷きとなっている巨岩や、発掘調査によって地中から現れた石垣も有名ですし、また、完成度が異なる隅角部算木積や、野面積から打込接へと工法が変わっていく宇喜多~小早川~池田時代の変遷なども面白い石垣群です。

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天守の礎石

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コンクリート復元工事の際に、レイアウトを保ったまま本段内で移設された礎石名古屋城礎石の上ではこどもがケンケンパーして遊んでいましたが、ここの礎石も、何人もの観光客が弁当を食べる椅子&テーブルの代わりに使っていました。『全国コンクリート天守あるある』なのかもしれません。


不等辺五角形

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岡山城で有名なのが、石垣鈍角(しのぎずみ)。山の形をそのまま利用する山城ではよく見られる形ですが、なぜ平城石垣直角にせずこのような形にしたのか、理由はわかりませんでした。


不明門

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跡地のままの鉄門(くろがねもん)から昭和に復元された不明門(あかずのもん)へと進むと、正面には現存らしき六十一雁木上門(ろくじゅういちがんぎうえもん)天守礎石が。そして、本段左手を見上げれば天守です。


廊下門と月見櫓

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1966年コンクリート復元の廊下門。上に載せられた廊下は城主専用の通路となっていて、この門の内側部分が表書院泉水のあった中庭、中の段です。

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中段の隅櫓であり、廊下門の脇にある、現存の重要文化財月見櫓。外側には石落としを備えた唐破風があり、櫓へと続く土塀を内側から見ると、外からはわかりにくい狭間礎石との境界部分にいくつも設けられています。


六十一雁木上門

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天守台石垣鈍角を眺めながら川沿いを下の段の方向に歩いていくと、本段礎石近くにあった六十一雁木上門を見ることができます。この階段が昔は61段もあった…ということらしいのですが、門自体は1966年に木造復元されたものです。


天守と塩蔵(付櫓)

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1966年にコンクリート再建された天守。空襲を受けたときの焼け跡が残る部分と再建時に新たに積まれた部分で、天守台の石垣の色がくっきりと異なっていることがよくわかります。こちらから見上げると付櫓の塩蔵も黒色なので、天守の黒くてナローな鈍角シルエットが強調されてなかなかセクシーです。


日本の城と、日本の桜

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ここでソロの外国人観光客が、私よりも熱心にシャッターを切っていました。もっとも彼は自撮り棒&スマホのスタイルでしたから、リアルタイムで母国にSNS発信しているのかも。家族も一緒に楽しめるし安心でしょうね。

庭園には興味が湧かないので、すぐ隣りにある有名な後楽園はパス。また、重要文化財西之丸西手櫓は本丸西方400mの市街地にあるらしいのですが、その存在自体をこのとき知らなかったので、街ブラ中に立ち寄ることはできませんでした。

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城めぐりを終えたら、土産物を買うために岡山市内を徒歩でウロウロ。その途中で出会ったのは、黄色い路面電車と、黄色の旗が目印『キムラヤ』のバナナクリームロールパン。これは「どぉーせよくありがちなパサパサの菓子パンでしょ?」と侮っていたのに、とってもおいしかったです。


土産メモ

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ウチの猫にも土産を。そして日本三大まんじゅうは、もちろん柏屋薄皮饅頭の圧勝です。

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倉敷美観地区

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二度目の倉敷美観地区。前回はWを路地裏に停めて、小舟が浮かぶ優雅な川沿いの風景を眺めて離れましたが、今回、夜間のライトアップがあると知り、倉敷駅前に宿泊してみました。

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ホテルに到着したら荷物を部屋に放り込み、すかさず街ブラに出ます。(んっ?銭湯??そそられるなぁ~)などと思いつつも、なにしろ今日一日、備中松山城から始まってジーンズストリートまでずっと歩きっぱなしでしたので、とりあえずどこかで一杯!…というか「とにかくどっかでゆっくり座りたいゾ」なのです。

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午後5時。まずはサッポロ赤星がある居酒屋『9494』で、金太芋なるモノを。(なんだろう??)と思いつつ注文。出されたのは、チーズ入りのおいしいコロッケでした。サクッと呑んで食べたら店を出ます。

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軽い散歩がてらの距離感で、美観地区に到着。(そぉーそぉー、このオート三輪の近くに単車停めたわ)と、2年前の記憶はすぐに蘇りましたが、改めてブラブラしてみると路地がたくさんあって、この美観地区がとても広いことにようやく気づきました。前回は昼間、今回は午後5時過ぎ。営業している店も少なくて、倉敷デニムストリートも閉まっていました。ちなみに、デニムストリートは単なるお土産屋さんですので、ジーンズファンならここではなく児島ジーンズストリートを目指すべきです。

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ライトアップとは言っても、ずいぶん控えめで風流な感じです。夕暮れどきからあたりがすっかり暗くなるまでの時間、ちょっと花冷えのなかをのんびりと散歩しながら、柳並木なまこ壁蔵屋敷の立ち並ぶ倉敷美観地区の風景を堪能できました。昼間は修学旅行生とかインバウンドでごった返していますが、立ち並ぶ店がまだかろうじて営業しているくらいの夕刻から訪れれば、徐々に静かな街並みに変わっていくので過ごしやすいかもしれません。

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美観地区から倉敷駅まで散歩したら(おっ!?バーガーキングあるぢゃん!!食っちゃおうかなぁ~…)をグッと我慢しつつ、もう一軒くらい居酒屋を試してみようと思い立ち寄ったのが、『ほしや食堂』。近ごろはインバウンド客のせいなのか、どこに行っても「ご予約ですか?あっ、違います?もう満席なんですよぉ~、ごめんなさい」をホント頻繁に食らうのですが、ここ倉敷では旅の飛び込み客を二軒とも受け入れてくれました。感謝感謝です。

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この『ほしや食堂』さん。自らミツカン酢(!)で割るポン酢サワーとか、面白いメニューがありまして。出汁巻玉子は最後におでんの出汁をサッとかけてくれてウマいし、豚バラれたす巻きもおかわりしたくなるくらいおいしいし、刺身に至っては苦手とするホタテすら美味。アタリの店でした。

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そんなおいしい刺身とともに目の前に現れたのがこの醤油なのですが、これが全国を旅していても出会った記憶のない、少し甘味のある「ナニ、これ?おいしいこの醤油!!」だったので、思わず写真を撮りました。備前岡山 伏市 鷹取醤油??? 気になるわぁ~、この醤油。

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児島ジーンズストリート

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わざわざ備中松山城に行くならここは絶対に外せないゾと思いまして、九州ツーの帰りに立ち寄って以来2年振りとなる、児島ジーンズストリートまで南下してきました。ワタシ的には、東京ディズニーリゾートやUSJに遊びに行く人と同じ感覚です。

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前回はビックジョン児島本店だけを訪れてとっとと離れてしまったので、本日はジーンズストリート専用駐車場にクルマを停め、散歩がてらにストリートビューしておきました。途中、有名ジーンズメーカーの店も並んでいますし道端では猫にもよく出会いますから、歩くだけでも楽しいです。ちなみにリーバイスビックジョン以外のジーンズにはほぼ興味のない私の場合、ここ児島での立ち寄り店舗は今回もビックジョンのみとなります。そして2年前、ツーリングバッグに押し込んで持ち帰ったビッグジョンのジーンズをちゃんと穿いてきております。

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そしておひさなビックジョン。前回感じた高揚感がたちまち蘇ります。店内を徘徊するだけでもとにかく楽しいです。

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日本最古のジーンズ生産メーカーであり、世界初のウォッシュ加工を開発し、そして国産デニム生地のパイオニアでもあるビックジョン。店内にも古いTVCMの映像と音声が流れていますが、1950年代からアメリカのジーンズに憧れちゃった日本の老舗服飾屋さんです。巷の、いかにヴィンテージリーバイスに似せるかを競い、やがてリーバイスから訴訟を起こされてリーバイスのそっくりさんをやめたら今度は鼻で笑っていたはずのユニクロジーンズそっくりさんになっちゃったという、1990年代以降の国産レプリカジーンズメーカーとは、その生い立ちが違います。

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店内をウロウロすればするほど、当然のように物欲がフツフツと沸いてくるわけですが、すでにリーバイスビックジョンユニクロなど10数本がタンスに収まっている状況でこれ以上ジーンズの保有を増やしても、身体はひとつ、寿命はわずか。「全部穿けるのか、オマエ!?」ということで、ここはグッと我慢です。

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2年前に倉敷美観地区で見かけた青いソフトクリーム、デニムソフト。修学旅行の女子高生が群がっていたアレがずっと気になっていたのですが、レジ横に同じような青いアイスクリームを何種類か見つけましたので、スタッフにオススメを教えてもらって、ここでフリードリンクの珈琲とともにいただくことにしました。食品に使用すると食欲が減退すると言われているブルーですが、フツーにおいしいアイスクリームでした。ちなみに、ビックジョンの無料紙コップは、クシタニカフェで提供される有料検尿コップよりも100倍オシャレです。

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そう、ジーンズは購入しませんでした。我慢しました…が、ふと気がつけば、ジーンズブルーな14ozスウェットとポケットタグな白Tシャツが、クルマに積み込まれておりました。あれまっ!?

他にもアレコレ買いましたので、スタッフさんからは「ポイントカード、ホントに要らないんですか??」と尋ねられましたが、2年前と同様に「名古屋店ができたら作りますってば!」と。でも、ビックジョンが名古屋に進出する予定はまったく無いそうです。街並みリニューアル中の栄に進出したら、けっこう流行るんぢゃないかと思うんですけどねぇ~。でも、そういえばリーバイスの直営も撤退したもんなぁ~…。来ないな、うん。

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備中松山城

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平日の早朝にもかかわらずSAやPAが賑わう高速道路をひた走り、岡山県の山奥にあって「日本一高い山城」と謳われる備中松山城に行っときました。ややこしいことに四国にも松山城があり、秀吉の水攻めで有名な備中高松城ともついつい混同しがちな、しかし現存12天守であり、そのなかで唯一の山城です。

大袈裟なことを言えば生まれたときから岐阜金華山小牧山を眺めているせいか、山城というのは山の上に天守だけが建っているポツンと一軒家的なモノだとばかり思い込んでいましたから、こうして改めて勉強しながら明知城小牧山城苗木城岩村城と巡ってみて、とんでもない勘違いをしていたなと思い知りました。でもこれって、中部地方で生まれ育った城めぐり初心者あるあるなのかもしれません。もっとも、名古屋近郊の城が全て鉄筋コンクリート製天守だからといって、さすがに「えっ!?城ってコンクリートで出来てたんぢゃないの??」と言う人はいないと思いますけど。そんなこんなで本日の現存天守山城めぐりは、とても貴重な体験なのです。


鞴峠~太鼓の丸

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標高487mの臥牛山(がぎゅうざん)山腹に築かれた城郭に登ります。クルマや単車は城見橋公園に停めてシャトルバスで鞴(ふいご)峠まで、もしくは直接鞴峠の駐車場まで。基本的に週末はシャトルバス利用ですが、平日でも来場者が多ければ狭い鞴峠の駐車場はたちまち満車です。と言うことで、私がでかけた平日も鞴峠までクルマで行く予定だったのですが、混雑するということでシャトルバスでの往復となりました。ちなみに鞴峠までの山道はすれ違いが困難なクネクネ狭路ですから、素直にシャトルバスに乗り換えたほうが無難だなと思いました。ここからの山歩きはちょっとしんどいのですが、岩村城ほどのひどい息切れはありません。


大手門

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登っていくとまず目の前に現れるのは、こちらにせまってくるような威圧感の大手門。高さ10m以上の巨大な岩の上に築かれた石垣を見上げて、思わず「おぉ~~!!」と声をあげてしまいました。


三の平櫓東土塀

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重要文化財三の平櫓東土塀(さんのひらやぐらひがしどべい)は、厩曲輪土塀とともに一部現存のもの。繋げた復元部分との違いは、壁の段差で確認することができます。


石垣群

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とにかく圧巻なのが、岩盤を取り込むように積まれた野面積打込接石垣。見上げては「すごっ!」、見下ろしては「すげぇ~!」の繰り返しでした。敵が急峻な山道を攻め登ってきても、高い位置にある土塀狭間から丸見えだったことでしょう。


天 守

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二の丸に上がると、正面に復元された五の平櫓と、二層二階で高さ11mの重要文化財天守が現れます。入場料500円は、石段を上がった本丸南御門で。

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急勾配で直角に折り曲げた踊り場が、天守内最後の防御となる階段。足を滑らせて落ちないよう、角部に滑り止め加工が施されています。外からは見えにくく中からはよく見えるという連子窓(武者窓)や、天守内ではなかなか見かけない大広間の囲炉裏、一段高く設けられた城主専用ルーム装束の間(しょうぞくのま)も、この城の特徴です。

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神棚が最上階の屋根裏高く祀られている城はよく見かけますが、この城は狭い階段を登った先の二階正面に、この御社壇かなり珍しい眺めです。

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現存12天守のなかで最もコンパクトサイズと言われる天守の外観をグルリと見て回れば、黒い縦板張り白漆喰壁や屋根と一体化した唐破風石落としなどを見上げることができます。後ろには二重櫓がひかえています。


二重櫓と本丸東御門・腕木御門

 

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天守の裏手へと進んでいくと、「これで崩れてこないわけ??」と心配したくなる、重要文化財二重櫓が現れます。基本、下から見上げるのが山城の風景ですが、ここ後曲輪の上に立って、真横に奥行きを眺める二重櫓天守山城ビューは必見です。


猫城主さんじゅーろー

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休憩中とのことで残念ながらお目通りは叶いませんでしたが、城主のさんじゅーろー殿。元々は城に住みついた迷い猫で、元の飼い主に改めて別れを告げたのち、正式に城主となられたそうです。かわいい顔してます。

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来てよかったです、備中松山城。あまりにも夢中になりすぎて、大手門の高い石垣の上で後ずさりしながら写真を撮っていたら危うく転落するところでした。滝めぐりもそうなんですけど、山城もカメラのモニターにばかり気を取られていると「落ちたら死ぬ」恐れがあります。

 

現存12天守は、残り四城(丸岡・丸亀・伊予松山・宇和島)。行けそうなら今年中に…と考えています。また、日本三大山城は残すところ奈良の高取城だけですが、こちらは…たぶん行かないッス。


下山後の昼メシに

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麓に下りて、すぐ近くで昼メシを。ナポリピッツァ専門店『澪』。とってもおいしいピザですが、大きくて腹パンでした。

さて、腹ごしらえを済ませたら、岡山県の山奥から瀬戸内の海沿いまで走ります。2年ぶりのアソコです。

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桜ウォーク

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いわゆる桜の名所と呼ばれるところにわざわざヒトゴミの一員として出かけなくても、近所の土手や公園や遊歩道にも、きれいな桜は咲いています。気持ちよくウォーキングをしながら、グループや家族連れがそんな場所でのんびり過ごしているのを見ると、(きっとまともで賢い人たちなんだろうなぁ~)と。

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メジロ…だと思う。思いたい。けど、高いところにしてちっとも顔を見せてくれないからわかんない。近所の梅の花にやってきたのを見て、なんで桜の花には来ないのだろうと思っていたのですが、どうやら私が知らなかった、気づいていなかっただけみたいです。メジロ、かわいい。

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ツバメも舞っていました。さかんに何か喋っています。「おまえになにかひとつだけ超能力を与えてやる」と言われたら、鳥と会話する語学力を授けて欲しいです。南の島で見たこととか海を渡るときの様子とか、ぜひツバメに訊いてみたい。鳥の言語を解明した、東大の鈴木先生が羨ましいです。

慣れないIXY 650。Pモードをやめ、試しにフルオートでカメラにお任せ撮影をしてみたら、なんと鳥の動きに追従してフォーカスエリアが動くので、(これはスゲェ~)と感動していましたが、帰ってから画像をよく見てみたら後ピンで、見事に抜けていました。ガッカリです。

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ブラタモリ再始動

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~ NHK公式サイトより ~

この春に定年退職した同期のひとりが、九州ひとり旅の真っ最中です。旅先からメールが届いて、知覧と鹿屋には立ち寄ったらしく。ぶえん鰹を目指すのか、もし食べたならぜひ感想を聞いてみたいものですな。「いい旅を」とだけ返信しておきました。

さてさて。

待ちに待った、『ブラタモリ』の再スタート。ナレーターや音楽が新しくなり、少しだけ雰囲気も変わりましたが、相変わらずタモリさんは気負うことなく淡々としていて、旅心をくすぐられる楽しそうな姿は健在です。番組は30分に短縮され、ひとつのエピソードを何回かにわける放送となるみたいですが、タモリさんの体調を慮って、どうかムリせずじっくりとブラブラしていただきたいものです。近所だろうが有名観光地だろうが「おぉ~!?」とか「へぇ~~」こそが旅の醍醐味だと教えてくれた、この番組の復活はとてもうれしいです。

復活初回放送の『ブラタモリ』に続いて放送されたのが、『新プロジェクトX』の【ホンダF1 30年ぶりの世界一】。私が鈴鹿サーキットでF1観戦していたのは遥か昔のセナ・プロスト時代で、最近では「ホンダが撤退したり復帰したりしてんなぁ~」とニュースの片隅で眺めていただけでしたが、そうですか、今はF1もバッテリーとのハイブリットエンジンなんですね。ぜんぜん知りませんでした。印象的だったのは、ホンダが突如撤退を発表したラストシーズンの様子を責任者が語った「100人以上いるスタッフ全員の目の色が一斉に変わる瞬間を目撃した」でした。全員一丸の「やってやる!」。さぞかし鳥肌が立つような凄い光景だったのでしょうね。シーズン最終戦。無線で流れる「オーバーテイクボタンを押せ!」のGOサインで新型バッテリ―に溜めていたパワーを解放し、ライバルを突き放して優勝する瞬間の映像も、まるで映画のラストシーンのようでした。

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呪われた町

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30年ぶりにもう一度読もうと、とっくにドナドナしてしまっていた『呪われた町』(記憶にないけど当時は集英社から出版されていたらしい)を改めて買い求めました。細かなストーリーはまったく憶えていないのですが、当時はたしかに「これは名作だ」と感じたはずのこの作品を、今さらもう一度読んでみたらいったいどんな感想になるのか、自分に興味津々でした。スティーヴン・キングの作品のなかでも最も初期に書かれたものですが、こうして改めて読んでみると、訳者の違いかもしれないけど、かなりシンプルなあっさり醤油味、でもあとからじわじわ来るスープのラーメン…そんな作品でした。ノリノリで書きまくるスプラッターないつものキング節とは、少し趣きが違います。

日本でも小説や映画の題材としてよく登場するような濃厚で閉鎖的な人間関係が、ある人には居心地よく、またある人は半ば諦めて暮らしている、そんな田舎集落のアメリカ版とも言える一見長閑な小さな町で、現代にあの吸血鬼が降臨するというド直球のあらすじ。田舎に住む「はた目には親切そうで実は邪悪だったり、ふしだらでどうしようもなく無気力なおとなたち」と、キングお得意の「聡明で純粋なこども」の対比を描きながら、小さな町が夜を重ねるごとにじわじわと吸血鬼に侵されていく様子は、キングならではのジトジトじわり感も相まって、やっぱり怖いです。十字架や聖水といった対吸血鬼アイテムは、キリスト宗教観の有無で感じ方も違うのかもしれませんが、「地方によくある、なんにもない寂れた小さな町」を構成する人々が、ひとり、またひとりと、ひっそり消えていく不気味さ…。単純に「正統派のドラキュラものが読みたい」と思ったときには、このキング版吸血鬼がオススメです。

この懐かしい『呪われた町』に触発されて、もう一度読んでみるかと『シャイニング』、そして未読の続編『ドクター・スリープ』も合わせて購入してしまいました。

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苗木城と穴観音

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穴観音

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苗木遠山史料館でその存在を知った、『穴観音』。岩の下に見える扉は、ミニチュアではありません。なにしろ岩が巨大すぎるのです。一見の価値アリです。


苗木遠山史料館

前回は、一番手前の駐車場にW800を停め林間コースで城跡へと歩きましたが、今回はクルマで奥の駐車場まで進み、史料館にも立ち寄ってみました。一階入り口の正面には、在りし日の苗木城が見て取れる模型が展示されています。「あの狭い岩山に、こんなにも屋敷が建てられていたのか!?」と驚いてしまいました。やるな、一万石!!これは必見です。この模型以外の展示物は撮影禁止なのが残念ですが、個人的には、高齢の村人が遠山の殿様から直々に盃を勧められている様子を描いた一枚の絵にハマりまして。列席者それぞれの発言が、漫画のように会話調で書かれていて、これがクスクスッと笑えるんです。入館料は330円(JAF会員は270円)です。

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溜め池

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大矢倉の裏手、北門の近くにある天然の岩と石垣で丁寧に囲われた立派な溜め池山城だけに大切にする気持ちはわかるけど、三浦先生曰く、「石垣で囲んだ贅沢な溜め池は日本中の城郭に三か所しかない」「しかも丁寧な切込接横矢掛かりの形状まで持たせている」「これはよほど石垣遊びが好きな殿様だ」と。笑ってしまいます。


埋 門

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ごく限られた全国の名城でのみ見られるという、巨石を積み上げた埋門(うずみもん)。真ん中がひび割れているし、訪れたこどもがこの上で飛び跳ねて遊んでいるでしょうし、劣化を考えるとこの下をくぐるのはちょっと怖いです。これだけを見ると縄文時代の遺跡みたいですが、史料館の模型を確認すると、塀で囲われた建物群の一部として取り込んでいる様子がよくわかります。


大矢倉

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三の丸にある大矢倉。あまりにも立派過ぎることから、武家諸法度第6条で禁じられた新規の城郭建築を疑われないよう、「これは大きな鳩小屋でこざいます!」と幕府に申告したという逸話があり、また、本丸から見下ろした現代の風景が「まるで日本のマチュピチュだ」と、なかなか人気の遺構です。


苗木城天守台

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京都の清水寺ふう懸造(かけづくり)木造天守台は、天然の岩場に足場を削り出してその上に柱を載せています。この天守台も含め、このせいぜい20畳程度しかない狭い本丸千畳敷と称する御殿まで建てていたという、苗木城の殿様。大矢倉しかり、溜め池しかり、埋門しかり、そしてこの本丸もしかり、単に見栄っ張りだったのか、意地っ張りだったのか、はたまた全国の有名な城郭・神社仏閣に憧れがすぎたのか。そんな一万石殿様のこだわりっぷりも、麓の史料館にある模型の見どころのひとつです。


馬洗岩

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この上に馬を引き出し、水に見立てた米粒で洗っているように見せて、取り囲んだ眼下の敵に水不足を悟られまいとした…らしい、巨石。これだけでも見る価値があります。元々ここにあったものなのか、ここに移動させたものなのか、斜面に載った様子はなんとも不安定な角度で、地震が来たら木曽川に向かって落下していくんじゃないかと心配なくらいです。


二の丸御殿

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小屋が建てられていたのかな??程度にしか見えないこの二の丸跡地ですが、礎石の上はもちろん、木製の土台で石垣から外側へと突き出して、さらに床面積を広げた御殿だったそうです。


風吹門(大手門)

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大矢倉の脇に建てられていた風吹門は、1996年に移築先の寺から戻されて史料館一階に展示されています。この櫓門だけでも復元してほしいものです。


苗木城遠景

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眼下の木曽川から天守跡までの標高差は、約170m。背景の恵那山の存在が効いていますね。時間ごと、季節ごとに変化していく風景を眺めては写真を撮ってみたいという気にさせる山城跡です。やっぱ、名古屋城よりもうんとテンション上がりますわ、ココ。

次は美濃金山城に行っとくか、それとも未登城の現存12天守にするべきか…。いずれにせよ、真夏はムリなので今のうちに。

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ヴァル・キルマー死去

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ご冥福をお祈りします

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履き物メンテ

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もう10年モノのクシタニワークブーツ。磨きついでに、フニャフニャ系の黒だった元々の紐をレッドウイングのブラウン紐に変更しました。この紐は、締めやすく緩みにくいのでお気に入りです。アイアンレンジともども、メンテして秋まで寝かせます。

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3シーズン目にインのスーパースター82も、一年振りのクリーニング。「革製なので洗ってはいけない」などと言う人もいますが、私は構わずボディーソープとブラシで水洗いします。洗い終わったら、乾く前にラナパーを薄く塗って、一晩寝かせてからアメダスで防水&防汚処理して完了。紐も外して洗います。ちなみに復刻版82の純正紐はすぐに緩むので、最初から別のモノに替えています。そしてスタンスミスは、細かい履き皺に入り込んだ汚れを丁寧に落とせば純白復活です。

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