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秋の平湯キャンプ

あと二週間ほどで今シーズンの営業を終えるというタイミングで、平湯キャンプ場にでかけました。相棒は心の友・ナベちゃん。波乱万丈オトコもそろそろ落ち着いたかな?と思い、耐寒キャンプに誘ってみました。ちょうど数日前に乗鞍スカイラインが積雪10センチで通行止めとなり、(これはあかんヤツや…)と躊躇しましたが、今年はまだ一度も平湯キャンプ場に行っていなかったので。

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天候は曇天。せせらぎ街道経由で向かうつもりでしたが、雨雲レーダーが西のほうは危険だというので、素直に国道41号を北上して宮峠の手前からクロさんに教わった美女農道に。相変わらず誰もいなくて快適なワインディングロードですが、台風のせいか路面がちょっと荒れていましたね。ヒョッコリと国道158号に合流すればいつものとろろ飯が待っておりますが、直前で「もぉ~勘弁してよぉ~」と思わず叫ぶ氷雨。萎えるわぁ~。こんな天候で平湯でキャンプだなんて…アホだわぁ~。でもまぁ、とろろ飯を食べ終える頃には雨もほぼ止んだので、「大丈夫っしょ!」と平湯峠を駆け上がります。トンネルを抜けると気温表示は8℃。午後2時でこの気温は過去の経験から判断するとまさに「あかんヤツ」です。夜明けには零度です。『乗鞍スカイライン積雪通行止め』の電光掲示がやけに目に滲みました。

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平湯キャンプ場。いつも新緑の春か紅葉の秋にしか利用しません。広大な森の中のフリーサイトで分別ゴミ回収をしてくれて直火OKで連泊すれば奥飛騨温泉郷巡りや上高地散策もできて『ひらゆの森』の割引入浴券込みなのに利用料金がひとりたったの1500円というのは、岐阜県内では激安王です。昼過ぎから文庫本と酒と極楽イスを持ち込んでひとりで焚き火していると、まさに癒しの森です。

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寒さに備えて薪は二束。再び降り始めた雨の中を栃尾温泉手前のいつもの店まで走り、買い出しを済ませてから『ひらゆの森』で冷え切った身体を解凍し、あとは酔って焚き火遊びタイム。私が久しぶりの焚き火に夢中になっている間に、心の友はアレコレ料理を作ってくれました。アーデモコーデモと3時間ほど続いたふたり宴会も、熾火になる頃には寒さと眠さで終了。キンキンに冷えた空気の中、夜中に目を醒ましてテントから這い出てみると満天の星空でした。天気予報どおりです。いったい今、何度なのか…。知りたいような知りたくないような…デス。昔は受付管理棟の柱に温度計がぶら下がっていましたが、今でもあるのかな?

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30年前からまったく変わらない、どこまでも静かでしんみりと心地良い平湯キャンプ場の朝。真夏のイモ洗いシーズンとは、まったく別の景色です。

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